宇治商工会議所第10代会頭に就任して

2020.8.27

宇治商工会議所

会頭 山仲修矢

皆さんこんにちは、ただいま過分なご紹介いただきました第10代宇治商工会議所の会頭をさせていただいております山仲です。よろしくお願いいたします。

本日は会にお招きいただきましてありがとうございます。30分という時間はしゃべったことはないのですけども商工会議所の会員さんもおられます、また役員議員の方もおられます、そういう人の前でしゃべることはちょっと緊張するのですが、もし何かおかしいところがあれば後でコソッと、「ちょっとここはおかしかったで。」と言っていただければ結構かと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

私が商工会議所の会頭にならせていただいたのは、実は私の出身が南山城村でして、京都の南部には間違いないのですけれども、親父の仕事の関係で伏見・宇治を中心に仕事と家を構えました。現在、家は宇治市木幡にあります。ということで商工会議所の会頭にと、お声掛けをいただいた時に、どうしようかなと思って考えました。

実はその前は皆さんにお世話になっておりました、「京都醍醐プラザホテル」、それから「醍醐スケート」、「醍醐ゴルフセンター」、「醍醐ファミリープール」、「醍醐ボウル」だとか、いろいろやってたおりまして、その節には皆さんに本当にかわいがっていただきまして感謝しております。現在やっておりますのが「MOMOテラス」というショッピングセンター、それから大阪ガスの「コスパ 桃山六地蔵」というスポーツクラブ、そして「ホームセンターコーナン」というところに土地の賃貸をしております。これらがはやってくれないとうちが地代をいただけないということになります。おかげさまで皆さんにかわいがっていただいておりますので本当に心から感謝申し上げたいと思います。

商工会議所の会頭に推薦いただいたとき、最初、実はちょっと固辞させていただいたのですが、よく考えれば先ほど申し上げた施設のお客さんのうち半分、ひょっとしたら半分以上が宇治の方と思われますし、やはり宇治の発展なくしてうちの会社の発展もないなということで引き受けさせてもらうことにいたしました。そういうことで、不慣れな会頭という職ですけども、できるだけ全うしていきたいなと思っております。

それから高橋先生にはいろいろとお世話になっています。実はこの前まで宇治市テニス協会の会長もさせていただいておりまして、あれもこれもしんどいということで、テニスを本当に熱心にやっておられます高橋先生にテニス協会の会長を引き受けていただきました。

高橋先生とテニスをやればまず負けます。それもストレート、ラブゲームで。全部負けてしまいます。

そんなこともありまして、今日はこういうお話をお引き受けいたしました。

そしてまた、お兄さんの高橋泰一郎先生には京都市会議員の時からずっとお世話になっております。そういうことから何も断る理由はないということで来させていただきました。

皆さんのお手元に資料をお配りさせていただいていますが、それに基づいて少しお話させていただきたいと思います。

宇治商工会議所の概要として、組織と会員数、そして職員のメンバーなどを書いております。「商工会議所丸ごと活用ガイド」というすごく格好良いものがありますが、あまり見たことがないなと言ったら、これは実は入会者用に作っているもの、既存の人には配っていませんということでしたので興味があればゆっくりと読んでください。

「産業支援拠点宇治ネクスト 令和元年度事業報告」というのがあります。これは宇治市と共同で宇治の皆さんが困っていることなどいろいろな声を拾い上げていこうと考えております。これから産業支援に何ができるかと言うことを勉強しながら皆さんと共にやっていこうということで発足しました。これまでに何回か勉強会や視察をやっております。これらをやっている途中に今のコロナが出てきまして、現在はほとんどこのコロナ対策のために動いているという状況です。

それから、コロナ対策でどんな相談を受けたのかというのを一枚の紙にまとめています。

また、京都新聞の8月18日の記事ですが京都府下の知事と京都府下の会頭の懇談会がありまして、その時に宇治の要望をいろいろ発言しました。そういうことを少しここに書いておりますので見ておいていただければと思います。

まず、宇治商工会議所の概要ですけども現状の会員数は1764名です。ピークは2000名を超えていたのですが、少し減っているという状況です。ただ、こういうコロナの状況ですのでいろんな支援について相談したいということで、今は若干会員が伸びる傾向にあります。 そして副会頭の小山茂樹さんとは一緒に4期やらせていただいております。それから新しく中川晴雄副会頭、それから西村三典副会頭、こういう体制でやっております。

今、問題になっていますコロナ対策についてですが、テレビとか新聞で国、府、市はこういう支援をやりますということが発表されています。そうするとまず商工会議所に電話がかかってきます。これはどうなっているんだということで沢山の問い合わせがございます。そういう事があった3月~5月は本当に沢山の電話をいただいて、その対応に大変現場は苦労していました。しかし、それだけあるということは電話をかけても繋がらないということも多かったのではないかと思っております。お叱りを受けた担当者も沢山いたのではないかなと思っております。

そんな中で相談件数3799件もらっていますが、昨年一年間でほぼ5000件、それがまあ本年は現在で4000件ぐらいということなので、もう去年に迫っているということで本当に皆さんお困りだなと言うことがよくわかると思います。

そして金融・補助金、こういうのがあるのですが、金融では10億円、それから日本政策金融公庫というところが以前から無担保、無保証でやっていたのですが、これまでは月に数件だったのが現状113件になっています。去年1年間で68件でしたのでそれをかなり上回っています。金額も6億5000万円から9億円強ということで皆さん大変お困りだということがすごく分かると思います。

補助金のほうも559件・1億6000万円強ですけれども、昨年で102件・5700万円ですからほぼ5倍の申請が出ているということで、本当に現状がわかっていただけるかなと思います。

京都府知事との懇談会がありました。初めてのことだったのでどんなことをしゃべっていいのかということがわからなかったので、原稿を用意しましたので一部読ませていただきます。

京都府域の観光への協力支援を要望させていただきました。現在、京都府宇治市も含めて観光客は減少しています。特にインバウンドに限ればゼロですよね。そういうことですので、ご協力をよろしくとお願いをいたしました。

その中で強調したのは気が早いかなと思ったのですが、こう言うコロナというのはそういつまでも続かないだろうということですが、ある程度収束した時には海外へのプロモーションも強力に推し進めていただきたいとお願いしております。

補助金であるとか、いろんな申請ですけどもこれも持続化補助金とかある程度やっていただいたのですが、やはりまだまだ困っているところが沢山あります。そして金融支援についても融資枠の大幅な増枠を声を大にして申し上げました。何らかの形でまた今後も考えていただけるということをおしゃっていただきました。これは国にお願いするということになるのですが、そういうふうにやっていただけるとお話いただいております。

特に観光業、ここにも沢山おられます。インバウンドというのはすごく大きかったのです。ですから特に宇治の関係では土産物関係とか宿泊関係が非常に落ち込んでいます。テレビを見ていましてもいろんな工夫をされて、詰め合わせであったりとか、いろいろやられているということで、本当にすごい努力をされていると感心しております。何とか商工会議所もその辺のところは協力をしていきたい。といろいろと相談を受けてまいります。

宇治茶というネーミングですが、中国というのはああいう国ですので先に口を出したものが勝ちみたいな感じで、とにかく日本のあらゆるもの、あらゆる名前、そういうものが先に商標を登録されたりしています。日本とシステムが違いますので全く同じようには言えないとは思うのですが、例えば日本人が申請に行ったら大変高いのですが、中国人が行くと数千円の費用で申請ができるということです。宇治茶という名称も中国で商標登録できないと当初はそんな話でした。しかしそれについても府に動いていただきまして今年の2月に中国の国家知識産権局というのでしょうか、そういうところが日本の企業側が登録を認められるように裁定が下されたということで、これなんかも府とか国が動いてくれたお陰だということです。そのことについてお礼を申し上げ、これからも引き続きよろしくとお願いいたしました。宇治のためにまだまだやっていただきたいとお願いしていましたが、その時、城陽商工会議所の堀井会頭からいろいろお話が出ました。どちらかというと城陽さんは、どうもありがとうございましたという話が多かった。アウトレットモールなど、いろんなところの開発等々がかなり目に見えた形で進んできていますのでそういう言葉になったんでしょう。一部、府の所有しているところで運動公園を整備するのをできるだけ早くして欲しいと要望をされていました。しかし、宇治としたらなかなかそういうありがとうございますというようなことは先程の商標登録がうまくいったと言うぐらいしかないので、お願いするばっかりで、そういうことも含めてこれから宇治が何とか元気になるように。これはやはり皆さんが現状やっておられる仕事を一つずつ積み重ねていって、そして宇治として大きく一つにまとまってやっていかなくてはいけないということです。これは皆さんにお願いするしかない。それを商工会議所も後ろ盾になって応援させていただくことが一番必要なことだろうと思います。私もここで生活していまして、やはり少しインフラ関係、鉄道は宇治市には沢山ありますし、そういう面で基本的にインフラというのは悪くはないのですが、どちらかと言えばほとんど南北、京都へ行く線であるとか、それは整備されていますが宇治市だけを見ますとやはり東西を移動するための道路、それから鉄道の整備がなされていない。その辺は前から何とかならないかといっています。とりあえず道路インフラなんかは本当にもう少し頑張ってやって欲しいなと思っています。ただ、そういう意味では宇治はやはり歴史のある町ですので、古くからそこで商売されてちゃんと事業が成り立っているということで、改めて開発して道路を整備する事もない、今まではそんなに必要性を感じていなかったのではないか。しかし、これから先のこと考えますと、先ほどの城陽の話ですが、昔は新名神高速道路開通にあわせ宇治へ来ると計画されていた道路が、城陽井出木津川線となり、城陽でストップしています。本当にこれは残念だと思っています。しかし、いろいろ見てみますと、そこから宇治を抜けて京都までなかなかいい路線が描けないものもまた事実かなとも思います。それだけ宇治というのは昔から商売もきっちりされていますし、民度の高い街だと思います。それはそうですが、やはりもう少し大きな目で、やはりこれだけ移動が自由になってきていますので、もっと我々の宇治市になるためにもっと真剣に考えていかないとだめだと思っています。商工会議所から宇治市への要望も毎年出しております。その中にもインフラが必ず入っているのですが、当初よりはトーンダウンしているなと思っています。そのところをもう少し考えていかないとだめだと考えております。

先程の宇治 NEXT の中でもかなりいろんな事業をやっていました。しかし今とは環境が変わっています。いろんなところ、皆さんのところにもお願いに行っていると思います。インターンシップのことだとか、そういうことをやっていましたが、皆さんからいただいた声は、人手が足りない、人材不足ということ、これらについても宇治市産業戦略とかいろんな事をやっていましたが、最近はどうして事業の安定を図るとか、それが主になってきています。皆さんにどれだけお役に立てるのかと思いながら頑張ってはいるのですが、今のところはコロナで一日終わってしまう状況にあります。

また昨年、実は洛南ロータリークラブとしてIM 第4組をホストさせていただきました。その節は鳳凰ロータリーさんからも沢山で参加いただきました。ありがとうございました。昨年IMが3組と4組に別れたということで初めてやったのですけども、何が IM にとって大切なのか、必要なのかということでいろいろ検討しました。立命館宇治 中・高のチャールズ・フォックス先生、この方に基調講演をしていただくことは割と早く決まったのですが、後の懇親会をどうしようかと考えました。それまで三組で行われていた時は1800人ほどのメンバーがいました。今回は1000人でした。1800人いて京都ホテルで200ぐらいの食事席しか用意してなくて大勢が立っているという状況でした。すぐ帰ろうかということになってしまって、知っている人にだけ挨拶して帰る。これが今までの IM だったのですが、それを何とかせっかく南部の20クラブが集まる機会はそんなにないのだから、懇親会をもう少し楽しくした方がいいのでは。そのためには着席でやりましょうということになりました。どうなるかと思ったのですが、450人ぐらいの方に残っていただけました。最後までほとんど方に残っていただけました。これは大正解だったと非常に満足しています。あとでガバナーであるとか、役員さんに聞きましても良かったよとお声をいただき、京都の北部の方が何もしないで会議だけして、すぐ終わって帰られたということに比べても非常に対照的な IM だったということでした。

次年度以降はどうなるかまだわかりませんが、楽しくやろうというお声をいただいております。皆さんが時間を合わせて出席されるというのはなかなかありませんので、それが出来てよかったなと思っています。それから24RC のチャリティゴルフもお世話になりました。ありがとうございました。

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