「新型コロナウイルス感染症拡大防止の取り組み」

2020、9、24   

~宇治私立学校.園における対応等~

宇治市教育委員会

教育長 岸本文子

皆さんこんにちは、ご紹介を賜りました宇治市教育委員会教育長の岸本でございます。山下会長はじめ宇治鳳凰ロータリークラブの皆さんにおかれましては平素より宇治市制、とりわけ教育行政に多大なご理解とご支援を賜っておりますことをこの場をお借りいたしまして改めまして御礼を申し上げます。ありがとうございます。さらには社会貢献という大変な事業を展開され、多々ご尽力を賜っておりますことに敬意を表する次第でございます。振り返りましたら一昨年、この例会にご招待をいただきお話をさせていただきましたが私もいよいよ間もなく任期満了の10月11日を迎えようとしておりまして、再度このような機会を頂戴し、皆様にお話申し上げる立場ではございませんが耳を拝借してどうぞ最後までおつき合いをいただきますようよろしくお願いを申し上げます。

早速でございますが本日配布をさせていただいております資料をご覧いただきながら宇治市教育委員会におけます新型コロナウイルス感染症拡大防止のこの間の取り組みを中心に、さらには学校現場の話を中心にさせていただきたいと思います。

中国の武漢で新型コロナウイルスの感染症が広まり、瞬く間に世界中に感染が拡大する中、今となれば振り返るというようなニュアンスになって参りましたが日本においても豪華客船の乗客を中心に感染が拡大、その後、国内に於いても多くの人が感染するという状況に陥り政府の専門科会議を踏まえて令和2年2月27日の夜、当時の安倍首相が全国の学校を春休みまで一斉に休業するようにという要請がなされました。これを受けまして、本市におきましては3月3日から3月24日を臨時休業といたしました。なぜその要請のあった翌日の2月28日からとしなかったのかと申し上げますと2月28日は週末の金曜日で3月2日が月曜日でした。各小中学校におきましては保護者への周知連絡や3週間にも及ぶ休業期間中の児童生徒への学習の課題の提供等準備を進めるため最低一日の猶予を儲けたかった。

そのため3日の火曜日からの休業といたしました。さらにこの休業期間中に小中学校ともに非常に重要な行事として卒業式があり、卒業式の開催をどうするかということも市教委において十分な議論をした上で臨時休業と合わせて保護者宛の通知を行う必要がございました。卒業式につきましては来賓のご案内は中止し、卒業生とその保護者2名までの参加、在校生も出席せず時間を短縮して30分間で終了するよう各校に通知をいたし見ますとともに保護者のご理解も得たところでございます。

春休みの状況。

子供たちがずっと家に閉じこもりがちになりますと様々の問題、運動不足や精神的な不安定、家庭においては虐待など配慮を要する児童生徒への対応などが生じて参ります。市教委といたしましては、春休み中は一定の条件を付して中学校は部活動を再開するとともに子供たちの運動機会の確保を図るため小学校の運動場を開放いたしました。

各学校の運動場や体育館を地域の団体の方がご利用いただいておりますが地域のご利用はこの間ずっとご無理を申し上げて自粛ということで活動の中止をお願いして参りました。なお感染拡大防止のため教職員の人事異動に伴いますいつも4月の初めに離任式というのを各校で行っておりますがこれも実施しないということにしました。

春休みがあけますといよいよ新学期のスタートです。ちょうど4月3日付で保護者には4月6日から予定通り学校を再開する旨の通知をいたしたところでございます。幼稚園、小中学校においてそれぞれ予定通り始業式を行いましたが三つの密を避けるため屋外または校内の放送によって始業式を実施いたしました。入学式につきましては卒業式と同様に出席者を限定いたしますとともに時間短縮により実施をいたしました。4月6日というのは月曜日でしたので4月3日の金曜日の夕方、教育委員会も夜遅くまでバタバタして新学期を始める学校に対して消毒用のアルコールやマスクを用意しない教員や子どもたちのために予備のマスクを準備するなどそれを各校の職員に取りに来ていただくというようなことで夜遅くまでバタバタをいたしておりました。少しでも学校が始まるに当たって保護者や教職員の不安を払拭するため努めて参ったところでございます。ちょうどその頃、消毒用アルコールですが市の対策本部のほうでも入手困難な状況になっておりまして危機管理課を通して購入予定でしたがなかなか納品されない状況でございました。教育委員会はなおさらの状況にございましたが市内のとある事業所さんで別の商品を製造されている会社がその行程でアルコールを利用されることから容易に入手ができ、厚生労働省からも新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のためだったら販売を行っても良いっていう見解をいただいているので学校で利用されるならお譲りしますよという申し出がございました。ありがたくお受けして購入させていただくことになります。その当該事業所さんのお話ですと学校が長期休業をいたしますとその保護者であるパートの従業員さんが出社してもらえなくて仕事が困難になっているので1日でも早く学校を再開してもらえるのなら喜んで提供するということで本当にありがたかったです。感謝をいたしております。

さて令和2年度の新学期がスムースにスタートできるかと思っていたやさき、当時4月の4日5日の国内の感染拡大の状況や山城北保健所管内、本市宇治市での発生状況を踏まえる中、4月6日に臨時休業、ゴールデンウィーク明けまで再度、学校の臨時休業を決定し、保護者への通知も行いました。

この休業中は分散登校日を儲けて課題の受け渡しなどを行いましたが中学校の部活動は密を避けるため中止といたしました。なお、小学校の児童で通常、保護者が働いておられる方は育成学級という学童保育に入級していますが中には学童、育成学級に入級していない子供たちで、自宅で保護者が子供を見ることができないという場合もございますのでそういった児童を対象に学校で預かり登校という制度を設けました。教室で自学自習でございますが教職員がその状況を見守るという仕組みです。小学校の運動場も前回の休業中と同じように開放し子供たちの運動機会の確保に努めたところでございます。そのような中で4月17日には京都府に緊急事態宣言が発令をされて、特定警戒都道府県に指定されたことを受けまして、あとこの分散登校も中止せざるを得なくなり教職員が家庭訪問や電話等によって児童生徒の状況を確認するという方法に変更しますとともに感染リスクを避けるために家庭訪問を望まれないお家に対しましてはポスティングと言って郵便ポストに宿題と課題を提供するという方法をとりました。この頃、預かり登校とそれまで言っていました登校を特例預かりという制度に変更して保護者が医療従事者など社会の機能を維持するために仕事を休むことができない場合に限って学校で預かる制度に変更いたしました。国や京都府において仕事を持っておられる方、在宅勤務などが推奨されていたので自宅での子供の学習で大丈夫だろうということで本当に保護者がおられない方だけを特例で預かるという制度に変えました。さらに4月の30日になりまして、京都府教育委員会から通知、また宇治市内での発生状況等を踏まえまして臨時休業の再々延長を行いました。これが先程の臨時休業5月31日までといたしました。ここまでが昨年度末から今年度にかけましての臨時休業の状況でございます。

さらにこの間でございますが市内でもなかなか収束には至らずにいろんなところで感染される方が出て参りました。直接、学校の児童や生徒にはなかったものの保護者やご家族の方で陽性の方も出てこられるような中、子供たちもやはり濃厚接触者、または濃厚接触の見込み者というようなことになった子供たちもおりますし、PCR 検査を受けた児童や生徒もおります。幸い陰性でずっと参ったのでちょっと安堵というような状況でございましたが7月に1人、中学生で陽性で確認された生徒が出ました。それは保護者の方が医療従事者の方で勤めておられる病院で集団感染等発生していたために家庭内で感染したというふうに思っておりましたのでその子供は感染ルートが明らかなことでしたので学校を一日臨時休業にして消毒作業等を行って、で、その子供の周りの濃厚接触者の子供たちが全部陰性だということが確認されましたので、濃厚接触者の子供は2週間休まなければならないのですが学校の臨時休業も解いて通常に戻ったような状況でございました。

続いて、9月になりまして市内の福祉施設というか、子供たちが通うデイサービス施設があるんですがそこの職員の方が陽性ということになって、そこに通っている子供の中で陽性の子供が出まして、それが二つの小学校の児童でしたので、そこの学校は臨時休業、または濃厚接触者、保健所の調査の中で相当の数の濃厚接触者が出たものですから、その学校についてはその学年をクラス単位で学級閉鎖としますと2クラスしかなかったので学年全体を閉鎖するというような処置も取って、今はすべて子供たち陰性ということで判明しましたのでどの学校も通常通り授業を再開している状況でございます。ただ長期間にわたってそのような休業なり閉鎖をしなければならなかった学校については後ほどこれから学びの保障のことを述べたいと思いますがこれからの対応についても少し課題があるのではないかと思います。

学習の補償等について

臨時休業が昨年3月からというと3ヶ月間という長期に及び、保護者やそれから議会、地域の皆様からもご心配の声が寄せられました。未指導部分が生じたらどうするのか、高校受験を控えた中学3年生や学校生活を全く経験していない小学一年生など、児童生徒はもちろん、保護者の不安が募るのもよく理解できますし、その不安を払拭することが大変重要でございます。市教委といたしましては3月に最初の臨時休業を行った時から保護者の方には未指導部分の対応をどうするのかということを通知するために指導主事を中心に幹部職員で協議を行い、まずは家庭学習での対応、各校ともに家庭で子供たちが自学自習できるよう課題を作成して2月の28日、最後の日に持たせて帰りました。また保護者の不安を払拭するため通知文章を出して進級学年や進学先の中学校と学習状況を共有して新年度において次の学年の授業の中で前年度の未指導部分の学習内容を採り入れた授業を行うということ。必要に応じて補充学習など子供たちの個人に応じた丁寧な指導を行うというような内容の通知を発出させていただきました。新年度の4月5月につきましては入学式の翌日を半日登校日とし、臨時休業中の課題を持たせて帰りますとともに分散登校日を設けて課題の提出等提供を行うなどの対応を行ったところであります。しかしながら更なる状況の変化により臨時休業中の登校日の設定が困難となりましたことからそれ以降は担任が家庭訪問や電話による児童生徒の状況把握と課題の提供を行ったところでございます。場合によりましてはポスティングによる課題提供も行いましたし、また各学校のホームページを活用して教職員が子供たちへのメッセージを発信したり、学校の様子を動画で配信するなど、それぞれが各校、工夫しながら家庭との連絡や子供たちの激励等に努めたところでございます。さらには文部科学省や京都府教育委員会からもインターネットを活用した学習や教材の提供などが行われておりましたのでそのような学習支援サイトの情報や課題提供等を行ったところでございます。

授業時数をどう確保していくのか

学習指導要領に基づく年間の指導計画カリキュラムをどう編成するかが大きな問題となりましたので夏休みの短縮とか、学校行事の精選などにより対応することを検討いたしました。

夏季休業を小中学校では例年に比べて12日間短縮し8月1日から8月23日までの約3週間といたしました。他の市町では山城地方の教育長会議等で情報共有を図ったところですが約2週間とされたところもございました。夏休み長すぎるのではないかと言ったようなご批判のお声も届いたところではございますが、本市教育委員会といたしましては昨今の猛暑を今回も想定いたしまして児童生徒の健康と安全安心が第1と考えまして3週間としたところでございます。実際、今年の夏の猛暑、とりわけ子供たちが下校する時間帯というのは一日の中で最も気温が高くなる午後2時とか3時ですから子供たちを熱中症の危険にさらすことなく無事に家庭で過ごしてもらえてよかったなというふうに思っております。しかしながら授業時数の確保をどうするのかという問題はそれでは解決し得ないところでございまして、そこでカリキュラムマネージメントと申しますがそれによりまして指導主事等が中心に各校と調整をしてくれまして、学習の内容を9割程度に再構成をしながら、考えてみれば我々も子供の頃、教科書を一冊全部、最初のページから最後のページまで先生、全部教えてはったかというとそんなことなかったな、だから単元、単元と言いますがそこで必ず教えなければならないこと、それを飛ばすということはなくても、例えば練習問題であったり、復習の問題であったりとかいうところは家でできるとかそういうふうに工夫すればその授業で行う学習内容を9割程度に再構成しながら必要な教育課程を確保する。また運動会とか、遠足、そういった学校行事を7割程度に組み直すことによって授業日数を確保して、各校の指導内容に未指導部分がないように工夫することといたしました。ただここで学校行事の中に大きな修学旅行がございます。小学校6年生、中学校の、宇治市では大概二年生で行ったり、なかには3年生で行っている学校もあるんですが修学旅行というのは誰もやはり一生の思い出となる行事ですのでそれまでをなくすというのはなかなか子供たちにとってどうかなと我々もやはり思い出となる行事なので是非とも実現させてやって欲しいということを各校には通知をしていたところです。しかし全国的なコロナの感染拡大の状況や行き先によっては非常に不安な地域もありますし、親御さんそのものも修学旅行行くことに不安を感じておられたり、第1に現場の教職員等がもし行った先で発熱したり、陽性的な反応を起こすような子供が出たときどうするのかという不安が先に立ってなかなか決断に至る、至らないというふうなところもあったんです。最終的には宇治市内小学校、どこの学校も修学旅行を実施するということで決まりましてすでにもう修学旅行行った学校もございます。無事皆さん帰ってきてくれてますし、そういったことに対するリスク管理というか、そういうのを事前に十分対応を図る中で保護者の理解も得て子供たちの思い出に残る修学旅行が実施されたところです。

次に、学校生活に不慣れな小学校一年生の問題

入学式は実施しましたがさあこれから学校だという時期に2ヶ月間休業です。学校はどんなところか、何をするのか、何も聞かされてないままおやすみの状態です。そして6月1日に学校に来てねと言っても非常に不安でしょうし、学校でも落ち着かないということが予想されましたので本市独自の施策があります。

学び支援員を配置いたしました。臨時休業措置としていた学校の教育活動を再開後、児童生徒への学習支援のため、特に小学校一年生を中心とした低学年、それから中学校3年生、これは京都府にもそういった加配の制度があるんですが中学3年生やここには配置されない制度がございますのでそういう隙間もすべてこの制度で埋めたいという思いから小学校低学年の加配、未配置校といいますのは、これは府からの指導補助が入っていない学校、市内に2校ございますがそこには週30時間、他の学校は週15時間程度、加配を全校に、山間部の2校を除きまして小学校全20校、それから中学校全10校に配置をいたしたところです。学び支援員は学校の中で低学年ですとじっと自分の席に座って先生の話を聞くとか、授業に集中するとかなかなかできにくい子供もおりますのでそういった教室での担任の指導における補助をするチームティーチングとか、それから学習の不安な面があった中学生でしたら放課後に残って補充学習の支援をするとか、そういった役割をしていただく支援員の配置をいたしました。なかなかこの今、教職員の状況なんですが正職の先生が、例えば病気でおやすみされる産休や育休に入られておやすみをされる時に、代わりの代替講師というのを探して配置をするんですが、そう言った方ですらなかなか見つからないのがこの昨今の状況でございます。ですからなおのこと、こういう学び支援員なんか臨時的に雇用しようと思ってもすぐに人材が見つかりにくいだろうということも想定しましたのでこの学び支援員については特に教員免許を持ってなくてもいいですよと。それから退職教職員の方とか、学生の方、今、教員免許は免許法が変わりまして免許の講習を受けて免許更新をしていないと免許資格が消滅するという制度に教員免許が変わっていますので退職された先生方なんかでしたら現場で教壇に立たないともう最後の免許更新をされていない先生もおられますけども、そういった方も含めて学び支援員としてご活躍いただけるんでしたらありがたく学校現場を支えて頂こうといいうことでそういう方にも広くお声がけをしてお願いをしたところでございます。

一年生の対応としては

このほかにNPO 法人教育行政支援機構という、これも退職された先生方が中心になって作っていただいているNPO 法人なんですが、そこの先生方が小学校一年生に向けた学校生活に関する動画を作っていただいて、それを動画配信、インターネットで配信していただいて子供たちの不安を少しでも和らげる取り組みのご支援もしていただいたところでございます。

今回のコロナウイルス感染症拡大防止策として文部科学省ももともと提唱されてギガスクール構想の前倒し実施でございます。政府の新型コロナウイルス感染症対応のための地方創生臨時交付金というのがございます。これが追加交付されまして所謂、児童生徒1人1台端末、この整備を今年度内に実施するようにということで文科省の方から通知がございました。市教委といたしましてはその当時、今後さらなる感染症の第2波、第3波が来るのではないかということでまたまた臨時休業等が余儀なくされることも想定をいたしました時には一日でも早く端末整備を行うことが重要と考えまして、京都府内のどの市町村よりも早くその整備に着手したところでございます。この整備に当たっては京都府教育委員会の府立学校に整備される端末の内容、これの情報把握に努めて、いずれ、学校の先生というのは京都府の方ですのでそういった意味で教員研修を始め、のちのちの活用も考慮して府教委との連携を密にしながら進めてきたところでございます。市長にもご理解を得まして6月の4日に召集されましたその召集日に補正予算案を提案して、補正予算は通常最終日に可決なんですが初日にご可決をいただいて予算を確定して、すぐ契約行為に入ることができましたので今度は6月議会の最終日は6月26日でございます。この日には約7億近い予算でございましたので、財産取得ですので、当然議会のご議決が必要となります。最終日には財産取得の議案を提案してご可決をいただきました。これにより年内にはすべての小学校の児童、生徒、教職員、1人に1台ずつ、小中学校それから教員合わせまして約1万5000台でございますが宇治市は iPadにいたしましたのでこれを配備する予定でございます。各機器のいろんな設定等も含めましてそのあと数ヶ月かかりますので3学期には活用できる予定で今進めているところでございます。非常に高額な機器を子供たち一人一人、また教員にも渡すわけでございますから宝の持ち腐れにならないよう利活用について教職員への研修と京都府教育委員会とも連携しながらしっかりと行って参りたいと考えています。今後ともそういった意味でこれからSociety5.0の社会を生き抜いていく子供たち、多様な力が必要となって参りますのでそういう意味でもICT の有効活用というのは非常に重要性を増してくると思いますので今後とも ICT 環境の整備に努めて参りたいと思っております。

SC SSW の配置

一方で子供たちの心の不安とか、虐待とかなど、配慮を要する問題への対応も教育委員会としては欠かすことはできません。スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの配置です。臨時休業によって家庭での生活が長期化したこととか、学校に登校できてないことによって児童生徒の状況が見えにくくなる部分がございます。子供たちの心の不安、虐待やネグレクト、家庭の経済状況など、これまでから各校において気がかりな児童生徒への対応にも細心の注意を払ってスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーと連携しながら教育相談、家庭訪問等を継続して参りましたが学校再開後も引き続きそういった方々と連携協力して、児童生徒が安心して登校できるように努めて参っているところでございます。そういうご家庭が増えて来てますし、不登校の子供たちも減ることはなく低年齢化もしておりますのでそういう意味でスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーというのは非常に重要な役割を果たしていただいている人材です。府教委によりこのコロナによりまして配置されている時間数、増加していただく措置はございましたがまだまだ足りないような状況あるのではないかなと我々も考えておりますので今後も必要に応じまして市独自でもそういった対応もしていきたいなというふうに考えているところでございます。

雑駁なお話でございましたが今回新型コロナウイルス感染症拡大防止対策におきまして我々がこれまでに経験したことのない日常生活でごく当たり前に行ってきたことができなくなり、非日常が長期化して、それがだんだん日常へと変わりつつある今の社会でございます。今回の様々な事象や対策、検討に検討を重ねたこと、そして決断して実施してきたこと、すべてが教訓となり、これからの社会に生かしていかなければならない。とりわけ教育の現場では何をどうしていくか、時期に応じ的確に判断して実施していくということがどれほど重要で難しいことかということを本当に身をもって経験したところでございます。今後とも宇治鳳凰ロータリークラブの皆様をはじめ、関係各位の深いご理解とご支援を賜りながら本市の未来を担ってくれる子供たちのため、公教育の推進に努めて参りますのでどうぞよろしくお願い申し上げまして甚だ簡単稚拙なスピーチでございますが本日のお話は以上とさせていただきます。最後までご清聴を賜り誠にありがとうございました。

0コメント

  • 1000 / 1000