ボイストレーナーという職業

2018.5.24

大奈

皆さま、こんにちは。ただいまご紹介に与りました大奈と申します。今日は皆さまの大切な例会にお呼びいただき感謝しております。私のことを知ってくれてはる方、いらっしゃいますか。ありがとうございます、嬉しいですね。2002年に故郷に戻りましてもう16年目に入りました、本当に早いです。年齢も行きました~ハーイ、でも、ある時から一つ一つ年を取るごとに一つ一つ若返えろうというような気持ちで鞭打って頑張っております(笑)。

私は歌手として2002年故郷から再び歩き始めたわけです。夢を持ち東京の方に約10数年ですね、頑張っておりました。20歳で東京に行ったわけですが、その時は今の時代とは違いまして、ネットもない、携帯もない。携帯を持っておられた方もいらっしゃったかもしれませんが大きな携帯やったと思います。そんな時代でした。まあ、辛うじてポケベルというものがあったいうことでございますが、その中で両親や兄弟、友達と離れ、故郷を離れ、大きな経験をさせていただきました。そこの話しはまた何かの機会にさせていただければ嬉しいです。私は経験と一緒に挫折というものですね、、、自分の中では挫折とは思っておりません、経験ですけども、人から見ると挫折という言葉を使われることが多いです。そして故郷に戻ってまいりました。諦めよう、もうすべてをやり直そうというつもりもあったんです。しかし、ある方のお言葉とかお声掛けなどで、私はまたゼロから1からこの故郷の宇治から歩いてみようと、2002年の1月に宇治橋のたもとのところに座りました。大きな宇治川の流れる音、そして右の方を見上げますと大きな山、木々が大きく揺れているのを見て、初めて逞しい自然を魂で感じました。再び歩き始めるんだという決心をしたのを本当に昨日の事のように思い出します。今日この故郷宇治この場で宇治の皆さまの前でお話しし、その時の気持ちに今なっております。歌手としてやっていくのに、昔は東京で有名なレコード会社や事務所で、有名な作詞家作曲家の先生に書いていただいてというのが主流でございました。時代とともに変わった部分もありまして、「自分で書いてみたらどうや」というようなお声もあり故郷に帰る前にCD を作りました。それを名刺代わりに宇治を歩き始めました。色んなところにお呼びいただき、色んな方々と出会わせていただいたご縁で今こうして自分があるわけです。そして、司会の仕事や講演の仕事というのも、歌の仕事だけではなく自然と入るようになりました。その中で10年ぐらい経ちました時にちょっと振り返ってみたんです、歌うことで人を元気にするということもそうなんですが、もっと具体的に自分ができる事はないかと3年ぐらい模索しました。その間になぜか府立医大の研究科や大学院にも模索をするのに行ったということもあるんですが。やはり振り返ってみると現在もそうですが私は声をとても使っている。ラジオもそうです。聞いていただいている方もいらっしゃる、ありがたいことです。ラジオは16年目に入りました。パーソナリティという自分の番組で話しているということ、これも声ですね。そして講演にしても司会にしても、本当に声を表に出すというか、声がなければ成立しない仕事をさせていただいている。そして2002年に宇治から再出発する時にも思いましたが、東京で20代を過ごしました、女性としてはとても大切な時期でございましたが、その20代に多くの経験をしたこと、そしてありがたいことに業界の一流の方々と接することができたということが私の他に多くないものであると、それを持って何ができるかということを考えました時に、ボイストレーナーという仕事をしてみよう。本当におこがましいんです、まだまだ未熟ではございますが、人に直接何かを教えるというか、指導ができるというようなことをしていきたいと思いました。皆さん、ボイストレーニングというのは、歌うための声出しとか、声優さんになりたいとか、アナウンサーになりたいとかいう方へのボイストレーニングというのがパッと浮かばれることが多いと思います、当然それにも繋がりますけども、私が行うボイストレーニングは、実際、皆さん普段お声を出されますよね、声をあまり出されない方、言葉少ない方もいらっしゃるかもしれませんけども、声を出してコミュニケーション、自分というものを人に理解をしてもらう中で生きております。そこを大事に、やはり一般の方に声を通じて何かを伝えたいというように思いました。

私は武道をしております。剣道をしておりますけども、それも小さい時にやっていました。東京から帰ってきてからたまたまラジオで「小さい時に先生に泣きながら向かっていった、泣いて泣いて、こかされてもこかされても、立ち上がり真っすぐに先生に向かっていったあの時の気持ちを社会に出てからもなくしたくない。」いうような思いで過ごしていることをラジオで話しました。それを聞いてくださっていた一度しか会ったことのない社長さんからご連絡をいただきました。その社長さんも剣道を偶然されているということで、「共感した、頑張っているね」なんていうことで再会したことをきっかけに20数年ぶりに剣道を再開いたしました。その時一級やったのが、今は四段で今度五段を目指そうということで頑張って稽古しています。まぁおかげさまで華奢な体もがっちりとなってきましたけども(笑)ネ、お相撲さんとかはよく使わはります、心技体、私らは剣道をしてますので、気剣体と使います。これが一致した時に1本ということになるんです。私はボイストレーナーとして、剣の部分、技の部分が声というような気持ちでボイストレーニングをさせていただいています。生きるという人生でございますが「じんせい」でもいろいろございます。私は振り返ってみるとこの「人声」でございまして、これからもきっとそうだろうと思っています。生きる力は、声の力にも比例しているんじゃないかと感じています。皆さま、まだまだお元気ですが、体が弱ってしまうと食べられなくなる。食べられなくなると動けなくなる。そして次は声が弱くなってくる。というのを本当に感じております。一般的に声の大きい方とか、よくお喋りになる方というのはやっぱりお元気です。年齢と共にどうしようもない、やはり病気を抱えたりとか、そういうことでも弱ってくるとかございます。しかし、そういうことがあっても声に力のある間は病気を持っておられても「元気やな~、元気ですね」と見られる、言われはると思います。で、声があるのと同時に耳がありまして、その声を受け止める聞く耳というものがありますが、耳は最後まで残ると言われています。本当に息を引き取った瞬間でも声をかけると反応する。まさに本当にそうやなというのを亡き父で体験しております。一度しかない人生の中で、声は自分の体から出る音なんですね。私には私のこの声があります。皆さんそれぞれのオリジナルな声質というのがありまして、それはどこから出るのかというと口だけで出るのではなくて、やはり生きるのに大事な三つの中、なんやと思います。これを1個でもかけたら無理というか、死んじゃうことですね。まず一つは、やはり水、水を飲まないといけない。水分が要ります。そして栄養、栄養要りますよね。そして呼吸です。睡眠というのもございますけども。声というのは呼吸をしないと出ないわけです。息に乗っかって声が出る。なので、特にマイクを使う時とかは別に大きな声で「アアッ」と言わなくてもいいわけです。ささやくような声でも通るわけですね。ひらってくれて。それはやはり息を多く使っているかどうかみたいな、息を吸って「ハアー」と吐く。皆さんちょっと手を15センチぐらい前に出して、そこではっと息をかけてもらっていいですか。「ハアー」って。そしてそのまま、「おはよう」と言ってください。おはようの「は」を息かけてもらって、お「は」ようと言った時に「は」で息がかかってましたか。まさに腹式呼吸とよく言われますけども私も舞台をやった時に言われたんです。「腹から声出せ~」と、お腹に口もあらへんのにどこから出すんやと全然分からない。息を吸ってお腹を膨らまして、ということですね。息を吐いていったらお腹も凹む。へっこんでいくというような形で歌うというのが当時よく分からなかったです。皆さん生まれてきました。お腹から。その時に「オギャ~」って、大きな声を出されたと思います。だから現実に今こうしていらっしゃる。「オギャ~」というあの声は腹式呼吸なんです。で、生まれて、色んな環境からストレスもかかったりして、どうしてもお腹から声が出なくなってきた。皆さんお幾つぐらいでしょうか。平均年齢を先程伺いしましたが、平均が61歳ということでとても皆さんお若く見えるんですけども、その60年間の癖がありますよね。喋り癖や声の出し方の癖がありますね。それをいきなり1日でコロっとは変わらないと思いますけれど、意識する中で変わっていく。私自身も言われて言われて意識して、そしてまたラジオで人の姿が見えない中で話す。声だけで分かってもらわないととなると自然に滑舌を気にして話すようになったことで、大分変わったと思うんです。そして、私は武道をやっている。スポーツをやっていますが、そのスポーツをやる中でもやはり大きな声を出すということが大事なことなんです。色んな理由があります。怪我をさせない為とか、コンタクトを上手くとる為とか理由は色々あります。先程「孫がお世話になってます」と、お声掛けていただきました。私がいる道場に来てくれている可愛らしい小学校3年生の男の子のおじいちゃんということを今知ったんです。やはり道場で大きな声を出すようにと一生懸命指導しています。気持ちや気合い心と声というのはやはり繋がっていると思います。例えば、ここは強調したいと思ったら声も強くなる。声は人間の体から出ることでございます、約200種類ぐらいの骨があり、それを囲んでいる約400種類ぐらいの筋肉がございますね。やはり筋肉が硬まってたりとか、そうなってくるとやはり声も出しにくくなります。当然体の筋肉が硬まってたり痛んでるのにいきなり何かをしようとすると折れたり切れたり、いろんな支障が出てきます。喉もそうですね、喉の周りの筋肉、ここも大事なんです。特に歌を歌うことが好きな人、高い声を出す時なんか本当に首の筋肉をよく使うんです。特に女性だったら首すじにシワが出てきたら美容でも気になるところでございます。こういうところの筋肉を鍛えるのに一つは寝て首だけ起こし、足のつま先を見る。これは寝ながらでもできます。あと「イイイー」と出す時、きつく「イイイー」とやったら顎の下のほうの筋肉に力が入ります。おでこに手をやって、手をぐっと押すのと反対に逆におでこを前に押すときに首まわりに力が入るので、お互いに抑えあうことで首筋の筋肉を若返らせることができます。    

会長さんに先程お話しを聞いたんですけども、今でもいい声をされていると思うんすけど、「首の怪我したことで声を出すのがなかなかしんどくなりました」と。やはり喉から声を出そうと思うと本当に大変だと思います。しかし、お腹から声を出す、腹式呼吸を使い息を「ハーッ」と、息に乗せて声を「ハーッ」と出していく。するとすごく軽くて透き通るいい声になりますし、喉が楽なるのでそういうことを意識して声を出していただきたい。特にマイクを使うと分かります。

私宣伝みたいになりますけども、ボイストレーニングを色々なところでさせていただきますが、現在定期的には、大久保のところで月に1回、平均年齢60代の方です、ほとんど健康のためにさせていただいているんです。「誤嚥性肺炎とかが起こらないように」とか、「肺活量が少ないとお医者さんに言われたから」という方もいらっしゃいます。それとまた別に、京都駅の八条口出たところに綺麗な建物が昨年出来ました。イオンと新都ホテルの横です。ワコールスタディホール京都さんです。ご縁がありまして、去年の秋から講師させていただいてます。今回も今回もとご依頼いただき有り難く続けさせていただいてますが、そこでは椅子に座って声を出すだけじゃなく、体全体を使い大きな声を出しましょうということで、棒を使ったりボールを使ったりもして行わせていただいております。やはり体の方、これはスポーツにおいても何においてもそうだと思いますけど幹が大事ですね。ゴルフをされている方もそう感じられると思います。この幹の部分、体幹部分を鍛えることによって声の芯がより出てくると思います。元気な声は元気な体から、鍛えていきましょうねということでやらさせていただいております。そうしたらですね、やりはじめに出された声と1時間半ぐらいレッスンした最後に出された声とはもうやっぱり全然違っています。一つは肩に力が抜けて変なところに力が入っていない。皆さん声を出されているのを普通に当たり前のように出されていると思うんですが、声とか呼吸というのはやはり心の問題とかにも繋がっています。心臓とかは自分で動かせません、コントロールできない部分でございますが、呼吸はコントロールできますから、例えば緊張していると息が浅くなったりして、極端に言えば声が震えたり手が震えてきたりします。大きくゆっくりと呼吸を使ったりすることによって声も安定しますし、届きやすくなる。震えないということがあり、気持ちも落ち着きます。実際、私もステージに立って、いつもそうです、今日もそうですよ、皆様の前でお話しするの照れくさかったり、そういうこともあるんです。またその緊張感というのもとても大切なことです。歌う前なんかは特にそうなんです。歌うときは話すよりも息を3倍は使うので、沢山吸わなくてはならない。沢山吸うのが余っていると吸えない吐けないということになるので、出番前は舞台袖で待機している時にストレッチしてお腹から声を出すように、肩の力を抜くよう意識を下に持っていくようにということをするんです。呼吸を整えるということは物凄く声に繋がっているなと感じています。ボイストレーニングをさせていただくことによって何が一番の目的かというと、当然いい声を出してもらう、自分が満足いくような大きさの声で、例えば歌がうまくなりたいんやったら前よりも上手くなったよとか、それもそうなんですけども人生ですね、大奈のボイストレーニングをしたことによって何か日々が変わった、まあ、ストレス発散でもいいんですけども、笑顔が多くなった、前向きに明るくなった、元気を出してもらうような形のボイストレーニングをしていきたいと考えております。他にないオリジナリティーな形で楽しく学んでもらえ直ぐにでも実践していってもらえるということを目的とさせていただいております。最後にはいつも大声で笑っていただきます。笑いは免疫力を上げるとも言われていますし、本当に心も豊かにしてくれます。私は、笑顔がモットーで歩いて参りましたが、本当に笑顔で救われることも沢山ございました。自分自身も笑顔でいることで乗り越えられたことも沢山ございます。笑顔というのは本当に無償です、お金もかからないし、元手もいらない。相手と笑顔でニコッとし合うと気持ちがいいですよね。そして笑顔でいることはそれだけじゃないんです。声にも繋がってまして、当然姿勢も大事ですよ真っすぐに。そしてやはり口角をあげるということがいい声に繋がっていく、口角を上げないで話すと「皆さんこんにちは、おはようございます、よろしくお願いします。」という暗い声になります。それをちょっと口角を上げる事によって「皆さんこんにちは、おはようございます、よろしくお願いします。」という明るい声に変わりますし、見た目の印象も変わります。これは直ぐにでもできることです。顔の筋肉も段々落ちてくるんです。今日は時間がないのでちょっとしていただけないんですが、ボイストレーニングをしていただくと皆さん、「頬のところ何か痛い疲れる」と言われます。それだけ使ってないということです。口はここだけじゃない。鼻腔も使って声を出しているので、「こんだけが口や。もうほんまに顔全体が口やと思って声を出して~」とトレーニングの時は言うんです。これからも本当に声を大切に、当然、体も大切に、、、

時間がなくなってきました。

最近、お歌で皆さんに聴いていただける夏祭りで7月29日の日曜日は左京の方ですけども、みやこめっせで「左京区民まつり」の歌ステージ、総合司会させていただきます。

8月2日の木曜日は京都グランヴィアホテルで「京のゆかたまつり」、こちらも司会と歌のステージをさせていただきます。

8月4日は城陽の友が丘で40周年の夏祭りということで「友が丘夏祭り」に出演させていただきます。またお時間があればお越しいただきたいです。

そして私はやはり曲を作るということがはじめにございます、ずっと思ってきました故郷に対しての曲をこの16年書きたいなと思いながら書けていません。今年遅くとも来年の春ぐらいまでには、思い出じゃなくて、まだまだ先に進んでいく未来に向かう故郷の曲を作りたいということを目標にしております。

これからもやはり地元の故郷の宇治の皆さんには本当に応援をしていただきたいなと思いますし、ずっとこうやって元気にお会いしたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました(*^_^*)

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